身構えているが緊張はしていない

いつも身構えていなければならない。それは緊張とは違う。緊張せずに何が起こっても冷静に対処できるようにいつでも身構えている事だ。道を歩く時、電車に乗る時、車に乗る時。気を抜いてはいけない。だからといって肩に力が入っている状態ではない。ボクシングのジャブと同じだ。いつでも繰り出せるが、肩に力が入っていてはいけない。余計なエネルギーを消費するからだ。体と心が常に何かに臨機応変に動けるようにしておかなければならない。そのためには精神も肉体もある程度鍛えられていなければならない。楽な姿勢ばかりとっていると楽に体が壊れる。心もしかりだ。常に気を抜かないというのは思考を止めるなという事ではない。感じる事を止めるなと言う事だ。ブルース・リーでいうところの「Don't think! Feel!」なのだ。これは音楽を演奏している時にも言える事だ。