口と耳

「愛情に近づく第一歩はまず相手の言葉に耳を傾ける事だとよく聞く。耳が二つあり、口が一つなのは聞きなさいという事だと捉える人も多いが、逆に耳が二つ口より上部にあり、口が一つあるという事はきちんと耳を傾けたうえで、口も開きなさいという事なのかもしれない」

耳は耳だけの力で聞くことを押さえる力は持っていない。
しかし口は口の力で閉じている事もできる。

そこに本質があるのかもしれない。
ずっと聞きっぱなしで良いときと適切に聞いてから適切に口を開くか、それでも開かずに口を閉ざすか。

口には耳より選択肢が多いという事なのだ。