みんな必要とされている

「セーターの糸を一本抜けば何処かに歪みが出る あなたの存在もその一本なのだ」

セーターの毛糸がほつれて出てくる経験は誰でもあるだろうし、それを「エイっ」とひっぱってちぎった経験もあるだろう。しかしセーターは網のように絡まり合いながらうまくあの形を維持している。一本そこでちぎった時、実はその歪みやひずみというのが小さながらも出来ている。ただそれが背中の部分だったりランダムに見えないところに行ってしまう事もあるから気づかないだけ。この世もそうだろう。あらゆる網の目がうまく絡まり合いながらできている。無論あなたもその一部なのだ。無用の長物はこの世には無く、全て「無用の用」なのだ。全てが存在意義100パーセントに達したからこそ今ここに在るのだ。決して無駄な存在など無い。

だからこそ自分を大切にするんだ。自分を大切にするのは世の中のためでもあるから。