無力な僕らの絶縁状


大人は言う
人の話し聞く時には
目を見ながら静かにと
僕らの見る国会の大人達
居眠りして目覚めて怒鳴る
そんな輩が
どこかの大学で人のやさしさを説いていた

人民の 人民による 人民のための政治を歌った国
制裁と
独走と
鉄槌とプライドで
貧民を攻める
そんな輩が世界のリーダーなのさ

僕らは浅瀬に立って
どこで何をするのかわからない船を眺め
大きな 波だけ立って
僕らの足下 根こそぎすくっていなくなる

家持たぬ人達や
ブラウン管に映り込むやせこけた子供
一瞬だけ気に止めても
次の話題で笑ってるんだ
そんな僕らは
恋人とケンカしても自分の方が正しいと言ってる

新しい物達が次々と生まれて来て
目をやられて・・
手に入れればまた一つ悲しみが増える事 見えなくて
僕らは実は何も知らなくて

僕らは浅瀬に立って
目くらましにされても明日を憂いてる
わからない事だらけだと 
さみし過ぎてすぐに倒れそうになるんだ

泳ぎ出そう 
僕らが無力さ感じずにいれる世界探しに 今こそ
一人なら 寂しすぎるから 
みんな他の命にたまにはよりかかって行こう