心を裂け

「助けることの出来ぬ程哀れな人を見たのなら
 少なくともその日一日はその人のため心を裂け」


「今日○○県○○市で○○人の幼稚をひき逃げしたトラックの運転手○○を指名手配しました。こんな事件はもう嫌ですねー。」

というニュースの後に「さあ、それでは○○県の○○祭りの模様を中継します、みなさん楽しそうですねー」

と。ニュースキャスターほど信じられないものは無い。
あんたさっき表した遺憾の意はどこに消えたんだよ?
と思ってしまう。

だからよく思うのは悲しいニュース専門のキャスターと楽しいニュース専門のキャスターを分ければいいと思う。

そのTVの中に難民の姿や、貧困にあえぐ人達がうつりこみ、その時は可哀想だな。と、思いながらも、チャンネル変えてバラエティー番組で人は笑ってしまう。

せめてその人達のためにも心を裂いてその日くらい可哀想だなと思った自分を持続できれば今よりさらに優しくなれる。