窓越しの世界

 
僕はそこへ行けない
窓越しの世界

望むものそこに 覗ければ虚し 想えばもどかしい
陰謀もかわし 無謀をもこなし 窓辺で羨むの?
猛き者に成り切れやしない・・・

僕はそこへ行けない
窓越しの世界

靴ひもを結ぶ すぐ後ろの僕 置いて行く友達
程遠いプレジャー 手痛いプレッシャー 惜しむらくは哀し
何の為に何をしてるの?僕は

「道は開けると強く祈れ
仰げ仰げ天を仰げこんな時は
流れに身を任せ委ねてみよ
息を吸え 音を聞け 目を開けよ」

僕はそこへ行けない
窓越しの世界

ほとばしる痛み 込み上げる怒り 冷めて行く眼差し
窓越しの世界 マボロシの世界? 疑り深くなる
温う手よ僕を抱き寄せておくれ・・・・

「立ち上がれ 立ち上がれ 強くあれ」
沸き起こる 沸き起こる 何か 僕の中
「目を覚ませ 目を覚ませ 火の国の・・」
意味を見る 意味を帯びる 全ての過去
「揺らめきに 揺らめきに 合わせて見よ」
風の色が見える 全て見える
「考えず 感じよ 内なる声」
全てを解き放とう 解き放とう
 埋もれて始めて僕は目を明けた
 生まれて始めて僕は目を明けた

僕はそこに居た
僕はそこに行った・・・・