選ぶか捨てるか
「情報や知識はいかに選択するかではなく、いかに捨てるかなのだ」
一昔前、ここまで西洋文化が日本に浸透していなかった頃は情報や知識は選択するものだった。
しかしどうだろう、最近は情報と知識が錯綜していて、自分に似合った情報や知識をすぐに選べるだろうか。
昔は情報を得て知識として、その知識を元に行動して知識を知恵に昇華させ、その「知恵」を元に職種が決まったりするものだった。
しかし現在は「選択」そのものに情報と知識が多すぎてとまどい、1個1個やっていくと時間を取ってします。
例えばWindowsパソコンのノートなどを引き合いに出してみよう。やたらに自分が使わないソフトが入っていて、そのせいで動作が緩慢だったり遅かったり、何が何なのか直感的にわからなくなってしまう。直感での選択が難しくなっている。
しかし不必要なものを捨てると動きは速くなる。
情報や知識は今の時代、どうやって見切りを付けて自分に必要なものだけ残し、あとは捨ててスマートに考えられるかなのだと思う。
捨てるのがうまい人は部屋が綺麗な人が多いのだ。
本当に縁があるものは間違って捨ててもいつか戻ってくる。知識も情報もしかり。
会社などは人そのものを「情報」「知識」に置き換えてみる。
もし、会社の成長だけど考えるのであれば、人情などは捨てて選択に時間をかけるか、捨てるのがいかに早いかが問われる。
すぐれた企業の社長などは「捨てる」をこの時代取っている。