脅してばかりの刀

「人を脅してばかりの人間は実行しない、またはできない」

刀をさやから軽く抜いてちらつかせながら歩いてる侍は、人を斬る勇気が無い
という話を年配の人に聞いたことがある。

刀の刃をいつもちらつかせているのは周囲に対する脅しであり、
逆に恐怖の表れなのだ。

刀はさやから軽く抜いてちらつかせるものじゃない。

抜いた時には切るのだ。

それ以外では抜いてはいけない。

覚悟をして相手を切る時だけさやから抜くのだ。

抜いた時、切れるよう日々の努力も必要なのだ。