心の形

肉体を鍛えるとき前面ばかりを鍛える人をフィットネストレーナー時代や
ボクシングをやってる時よく見てきた。

前面を鍛えたのであれば背面も鍛えなければいけない。
それがバランスというものだ。
人間はどうしても自分の目につく所を意識する。
だから腹筋や大胸筋などを鍛えるがそういう場合は広背筋も
しっかり鍛えなくてはバランスが良くない。

心が自分の姿形と同じだったら、自分の心の目に見える範囲に
傷があったりすれば治そうとする。
しかし心の背中に傷があり、それが痛みは無いが放っておくと
悪化するかもしれないとしたら、心の目は鏡を利用するか
三者に見てもらわなければならない。

もし心が自分の姿形と同じなら、心の傷は背中に多いだろう。
特に幼いときの傷は。

なぜなら虐待や暴力を振るわれる時、本能的に人間は前面を
かばうためにうずくまる。うずくまるからこそ背中に傷が出来たり
後頭部に傷ができたりする。

では、どうやって心の背中を見るか。手段は鏡か、
三者に見てもらうしかない。心の鏡は自分が付き合ってる友達だったりする。

人は鏡なのだ。清んだ鏡こそ親友と言えるだろう。
心の背中を見たいならば友達や知人をよく観察する事だ。
そうするとおのずと自分の心の背中の傷がわかる時がある。
または、直接聞いてみるのも良い。