利己的態度と他己的態度

国語辞典で調べると、
りこ‐てき【利己的】
[形動]自分の利益だけを追求しようとするさま。「―な生き方」「―な態度」[類語]勝手

となる。大体の言葉には反対語がある。しかし他己的という言葉はあまり聞かない。
人のためになる事が好きだ。尽くすのが好きだ、救うのが好きだ。というのは「人のためになると自分も報われる」「尽くす事で自分に喜びを感じる」「救うことで自分も救われる」
大体の人がそうなんだろう。結局、それは自分のためなのだ。自分の幸せのためなのだ。
じゃあ他己的というものは本当は存在しないのだろうか?

いや、あると思う。慈愛や慈悲の精神、無償の親の愛。求める事の無い与えるだけの愛。これらは「他己的」なのではないだろうか?

ブッダ仏陀)。初めて知ったのは小さい頃だが思想を知るきっかけになったのは手塚治虫のこの漫画からだった。
私は特定の宗教には入っていないが、この漫画には衝撃を喰らった。
この人は他己的な生き方をできていたのだろう。


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